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販売実績の確認がスムーズになり、納品トラブルにも即座に対応。サポートとコスト面の安心感が決め手に。
導入の背景
価格や販売実績が一目でわかり、誰もがすぐに確認できる環境が理想だった。
東名食品株式会社は、昭和45年に設立後、洋菓子材料の専門問屋として、品質の高い材料をパティシエに向け提供している。また、全国の法人、個人向けに洋菓子材料や菓子作りの情報を届ける、ネットショップ『ティーフーズ』も運営。プロの菓子作り職人から、趣味で菓子作りを好む個人にまで、その基盤となる素材を安定したコスト、品質で提供している。
前システムのリース切れが近づいたことに伴い、2005年頃から入れ替えを検討した。その際目指したのは、原価と販売価格を誰もがすぐ確認できる環境だった。また、販売の実績をシンプルに見やすくすることも重視した。どの商品を月に何個、どの得意先に販売したかという実績を確認しやすい状態にしたかった。
課題は原価割れを無くすこと。在庫管理機能とサポート体制も重視。
前システムでは、売上げを入力する画面で仕入れ価格が確認できなかった。それにより原価の変動に対応できず、赤字に気づかないという状態が発生した。また、前システムでは在庫の管理が行えず不便を感じており、在庫管理が可能なシステムということも条件の一つであった。
機能性・利便性に加え、サポート体制の整った、安心感のあるシステム会社ということも重視した。以前利用していた通販ソフトは、サポートが一切なかったため、利用をやめた経緯がある。「低コストで機能性があっても、サポートサービスがないと何かあった時どうにもならない」と高澤社長。
ソフトが悪いのか自社のパソコンが悪いのか、回線上のトラブルなのかも判断できずに、全て自社で対処することはリスクが高すぎると考えた。
決め手は“安心感”。コストに無駄がなく、稼働までのヒアリングも十分だった。
前システムの会社や大手システム会社も含めた3、4社の中で検討。その後、アイルのシステム『アラジンオフィス』を2006年3月に導入。アイルへの決め手は、他業者にはない安心感であった。「提案の際、要望の中で何ができ、何がすぐできないかを教えてくれ、できない部分もどうすればできそうかということを、システム設計者同伴で説明してくれた」と、高澤社長は語る。
コストに関しても、オプション機能は多額の投資をしてまで必要かという点を含めた提案であり、初期投資が他社に比べかなり圧縮されていた。高澤社長は「稼働まではアイル社員が合計5、6名来てくれ、自社の業務についてしっかりヒアリングをしてくれた」と振り返る。大手企業が提案してきたシステムは、機能は多様だが自社に不必要な機能も含まれており、トータルの投資金額が驚くほど膨大で、使いこなせず投資ばかり掛かる。
一方で小さい会社のシステムは、機能や費用は相談に応じてくれても、サポート体制を考えると不安が残った。アイルのシステムは、業務において本当に必要な機能のみを厳選しており、コストの損もなく、サポート体制も整っていた。「やはり安心感というのは大きい」。高澤社長の実感がこもった言葉であった。
導入の効果
単価更新が一括で行えるように。価格の確認作業は大幅に短縮。
『アラジンオフィス』を導入後、伝票を入力する画面上で、商品ごとに仕入れ価格を参照できるようになったことで、ミスを防止できるようになった。原価の変動も、あらかじめいつから価格を改定するか設定ができ、自動で反映される。
今までは販売単価を得意先一社ずつに入力しなければならなかったが、得意先ごとに新単価を設定できるようになり、自動で更新されるため、価格の確認に時間を割く必要がなくなった。販売実績も得意先や商品ごとに検索することでスムーズに確認でき、負担が軽減した。
そして、在庫管理が行えるようになったことに加え、万が一何かあった際も、アイルはソフト・ハード・回線を窓口一本で対応できるため、どこに問合わせるか戸惑うこともない。
震災による納品トラブルにも早急に対応。見やすい販売実績で混乱を防げた。
さらに、過去の販売実績を一覧できることは、東日本大震災後の納品トラブル対応にも役立った。震災後、取引先の被災や物の不足などで、発注した商品が仕入れられない状況となったのだ。
その際、販売実績を見ることで、商品ごとに月どれくらいの実績があるか、いくつ在庫があればどれくらい持つかという計算が円滑に行えた。商品の仕入れ先も一覧できるため、納期が未定な商品に関しては、他の仕入れ先で供給が早い方に打診して、先に確保しておくという対策が行えた。「販売実績や購買実績を確認できることで、イレギュラーにも早めに対処できたことは大きかった」と高澤社長は語る。
今後の展開
トラブルもなく利用は6年目に。他社にも同システムを紹介し、導入が決定。
導入から現在までの5年間で、特に大きなトラブルはない。高澤社長はソフトの故障で伝票が打てなくなったという問屋に、アイルを紹介した。初期投資の負担も少ないため、ひとまず相談するという展開になった結果、この問屋も『アラジンオフィス』の導入に至った。
高澤社長は東名食品の今後として、全国をターゲットにできるネットショップに重点を置く展望だと語る。広い市場で顧客を獲得していくことに力を入れ、より精力的なサービス展開を行っていく。
※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。
会社概要
会社名 | 東名食品株式会社 |
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代表者 | 高澤 秀幸 |
所在地 | 東京都世田谷区八幡山1-1-12 |
設立年 | 1970年 |
URL | http://www.tfoods.com/ |
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