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不定貫管理や指示書の発行をシステム化。課題だった事務作業の高負荷を解消。
導入の背景
「不定貫管理」と「出切重量精算」がシステム検討のポイント。
アイ・ビー・シーは、1993年創立の専門商社。創立から一貫して扱ってきた輸入食肉に加え、マグロ、エビなどの輸入水産物、加工食品を取り扱い、外食事業も手掛ける。大型の取引先と4社のグループ会社を持ち、広範な海外ネットワークで高品質な食品を輸入している。「アラジンオフィス」を導入する前、本社で使用していたオフコンは老朽化しており、見直しのタイミングであった。また、子会社や一部の部門では別のオフコンや市販ソフトを使用していたため、管理が統一できていなかった。さらに、市販ソフトではロット管理ができず、入庫ナンバーごとの管理ができないなど、並行して手作業でも管理しており非効率だったという。
2008年頃、新システムの検討を開始。システムの機能で重視したポイントについて、主藤常務取締役はこう振り返る。「取扱商品の9割を占める食肉は、個数ではなく重量で金額が決まる『不定貫』が多い。この不定貫管理と、確定重量の金額と概算で出した売上・仕入金額との差額を算出し精算する、『出切重量精算』に対応可能かどうかがポイントだった」。業務に沿ったシステムへの入れ替えで、管理の統一と事務作業の効率化を目指した。
導入の決め手
食肉業への導入実績と、業務を理解した営業提案に安心感。
末永くサポートしてもらえる信頼性の高さを重視し、上場会社を中心にシステム会社を選定。アイルの案内で知った「アラジンオフィス」と、ほか2社で検討した。主藤常務は、「『アラジンオフィス』は食肉業への導入実績が豊富で安心だった。カスタマイズしやすいパッケージソフトで、コストを抑えられることも魅力だった」と話す。さらに、「アイルの営業担当者が取扱商品の管理特性や業務フローを理解してくれ、一番的を射た提案をしてくれた」と続けた。2009年10月から、子会社のIBC都デリカ、アイ・ビー・シーの仙台営業所、本社と順次導入を開始した。
導入の効果
不定貫管理や指示書作成のシステム化で、事務作業の労力を削減。
「アラジンオフィス」を導入後、以前はできていなかったロット管理は、入庫ナンバー・賞味期限・生産場所・製造日別に行えるようになった。どこの工場で、いつ製造されたかを在庫帳票に反映させられるようになり、より安全な在庫の管理が可能になった。
課題だった不定貫管理をシステム化できたことで、事務作業が効率化した。不定貫商品はロット単位でケース数と重量を登録することができる。「出切重量精算」は、概算の取引金額との差額が自動で計算されるようになり、素早くなった。
また、以前は出庫依頼書や名義変更依頼書をパソコンに手打ちで作成していたが、受注入力すれば自動で反映され、発行できるようになった。倉庫や運送会社への各指示書の作成時間をなくせたことで、業務負荷が軽減。顧客ごとに異なる締日の管理にも対応が可能になった。主藤常務は、「1カ月分まとめて精算する顧客もいるため、どのようなパターンにも合わせて請求書を発行することができて助かる」と話した。
詳細な実績を参照でき、資料作成や業績評価もしやすく。
「管理帳票が充実したことで、詳細な実績管理が可能になった」と主藤常務は話す。得意先別や商品別など様々な切り口で粗利情報を参照することができるため、会議資料の作成や業績評価に役立てられているという。各データはエクセルに出力が可能で、資料も作成しやすい。「何かあればサポートフリーダイヤルに電話するが、自社の担当以外の方が出ても話を理解してくれるため、素早く解決してもらえる」と主藤常務。遠隔操作で画面を確認してもらえるため、その場で操作の判断をしてもらえることも安心だという。
今後の展開
アイ・ビー・シーは一度の取引額が大きいこともあり、事務処理の効率化や管理面の強化を重視している。「アラジンオフィス」を使いこなすことで、今後も業務スピードを高めていく考えだ。
M&Aを繰り返し、拡大を図ってきたアイ・ビー・シー。主藤常務は、「本社とグループ会社全てで、安くて安全、安心な食材を世界中から輸入し、顧客に届けたい」といい、「ただ輸入するだけではなく、消費者に近い目線で商流を開発するビジネスを目指す」と語った。
※記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。
2012年12月10日/食品産業新聞にて掲載
会社概要
会社名 | 株式会社アイ・ビー・シー |
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代表者 | 井上 真也 |
所在地 | 東京都中央区日本橋兜町1番10号 日証館4階 |
設立年 | 1993年10月 |
URL | http://www.ibc-corp.jp/ |
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