食品業界システム導入事例:粉末食品メーカー|株式会社向井珍味堂様 システム導入事例

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システム導入事例株式会社向井珍味堂 様

  • 販売管理・在庫管理
  • システム連携

向井珍味堂様システム導入事例在庫・生産管理をシステム化し、製造部門の管理体制が向上
管理部門の請求・入金消込業務の負荷は半分以下に

導入の背景

インボイス制度への対応と、業務の属人化からの脱却を目指して

向井珍味堂様システム導入事例

1947年創業、大阪市に本社を構える向井珍味堂は、天然の素材を使った高品質な商品づくりにこだわる粉末食品メーカーだ。きな粉や香辛料、青のりなどを中心に、食品メーカーや量販店などとの取引を通じて、消費者に安心・安全なおいしさを提供している。

同社では、これまで独自開発(フルスクラッチ)の販売管理システムを使用しており、インボイス制度への対応と、業務の属人化という二つの大きな課題を抱えていた。
管理部部長の星氏は「インボイス制度の開始にあたって、開発会社からは『要望通りにシステム改修はできるが、法律に完璧に対応できているかの保証はできない』と言われていました」と当時を振り返る。
法改正という避けられない事態に直面し、第三者による保証が得られるプロフェッショナルなパッケージシステムへの刷新が急務となった。

また、旧システム下では在庫・生産管理をExcelや紙で運用しており、アナログな業務の属人化が進んでいた。特定の担当者への負担が大きく、処理のミスや業務遅延のリスクが高まるとともに、業務の効率や精度が個人のスキルに依存している状態だった。

導入の決め手

柔軟なカスタマイズ性と、顧問税理士からの後押しが決め手に

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同社は複数のシステムを比較検討したうえで、2023年に「アラジンオフィス」の導入を決定した。
インボイス制度に対応していることに加え、食品メーカー特有の業務プロセスや商習慣に合わせたパッケージ標準機能を備えていることや、自社ならではの特殊な業務にも対応できる柔軟なカスタマイズ性が決め手となった。

星氏は「顧問税理士からの『アイルさんのシステムは評判が良いので、選定して大丈夫だと思います』との言葉も、最終決定の後押しになりました。アイルさんの営業担当者の対応にも安心感があり、社内でも満場一致で導入を決定しました」と語る。

導入の効果

在庫・生産管理をシステム化し、製造部門主導の管理体制に

システム導入による最も大きな効果の一つは、製造部門の意識改革だった。
これまでは製造部の担当者が手書きした製造実績の帳票をもとに、管理部の担当者が集計・システム入力するアナログな運用だった。「アラジンオフィス」の導入を機に生産管理がシステム化され、製造部門の担当者が自ら製造実績を入力するようになったことで意識が大きく変化したという。

星氏は、「製造部のメンバーが『アラジンオフィス』を使うようになり、自分たちの入力が在庫や発注に直結すると実感したことで、一人ひとりの入力に対する責任感が高まりました。その結果、現在は製造部門が主体的に数字を管理する体制に変わっています。日々きちんと入力する習慣がつき、半年に一度の棚卸の作業時間も劇的に短縮されました」と語る。

また、ロット管理・賞味期限管理の面では、トレーサビリティが飛躍的に向上した。
これまでは手書きの記録に依存していたため、顧客からの問い合わせが発生した際には、紙の帳票をいくつも広げて確認する必要があった。「『アラジンオフィス』導入後は、クリック一つで簡単に追跡できるようになり、お客さまからの問い合わせにも即座に回答が可能になりました。製造部からも『楽になった』と喜びの声が上がっています」と星氏は実感を込める。

請求書のWeb化で郵送業務を80%削減。コストと作業時間を大幅カット

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月あたり約300件の請求書を郵送していた同社では、印刷・封入・切手貼付などの郵送業務が担当者の大きな負担となっていた。
アラジンオフィス」の導入を機に、同システムと連携可能なラクス社の電子請求書発行システム「楽楽明細」を導入。郵送をWeb上でのデータ送信へと切り替えたことで、大きな効果を感じているという。

業務課の岡本氏は「約8割の郵送業務が不要になり、以前は3人がかりで約2時間かかっていた作業が、今は1人で、1時間もかからず完了するようになりました。請求書のペーパーレス化を実現でき、切手のコストだけでも月に約4万円以上の削減につながっています」と話す。

さらに「印刷、営業担当ごとの振り分け、ハンコ承認といった作業が全てシステム内で完結するので、月末の作業が大幅に短縮され、ほかの業務に時間が取れるようになりました。営業担当は出張先からでも請求書を確認できるようになり、承認待ちの時間が短縮され業務がスムーズになりました」と続ける。

入金消込作業を自動化。経験年数に関わらず作業時間が半減

また同社では「アラジンオフィス」の導入を機に、同システムと連携可能なR&AC社の入金消込特化型システム「V-ONEクラウド」も導入した。「アラジンオフィス」と連携して活用することで、請求データと入金データの消込作業が効率化され、経理担当者の業務が大幅に改善した。

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経理課の川根氏は「以前は20日や月末になると、一日かけて入金の消込作業に時間を費やしていましたが、新システム導入後はほんの数時間で完了するようになりました。クリック操作だけで一連の作業が完了します」と笑顔を見せる。
V-ONEクラウド」ではAIが法則を学習するため、使えば使うほど照合率が高くなり、手作業の工数がより削減される。入社1年未満の社員でも、前任者が1日かかっていた仕事を瞬時に処理できるようになり「もっと他にできる業務はないですか?」と尋ねてくるほどの余裕が生まれたという。

さらに、作業時間の短縮によってゆとりができたことで、これまでは税理士に依頼していた業務を内製化できるようになり、コスト削減にも貢献している。

今後の展望

システムを活用して、利益体質の会社づくりを目指す

代表取締役の髙見氏は、「『アラジンオフィス』を導入したことで部署間で情報を共有できるようになり、全社で意思の統一が図れるようになったと感じています。今後は、まだアナログな部分が残っている原価管理をシステムで可視化し、利益体質な会社づくりの基盤にしていきたいです」と語る。
システム導入を単なる業務効率化で終わらせるのではなく、今後の事業成長の土台として捉えている。

「未開拓の商品カテゴリーや販売先への進出にも挑戦し、『向井珍味堂だから安心、おいしい』というブランド認知をさらに広げていきたいです。システムを活用して利益を上げ、事業を成長させ、みんなの生活も豊かになるような会社にしていきたいです」と髙見氏は締めくくる。

創業以来、商品づくりにこだわり、“ほかにはない、珍しい、おいしい味”を届けてきた向井珍味堂。
今後も「アラジンオフィス」を活用し進化を続けながら、人々に末永く愛される“本物”のおいしさを追求していく。

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アイル営業

アイル営業より

向井珍味堂さまでは、2023年から「アラジンオフィス」をご活用いただいています。
インボイス制度への対応など、当時の法改正を機に基幹システムの刷新をご検討され、ご相談をいただきました。
弊社は、システムの入れ替えだけでなく、長年の課題であった属人化の解消も目指し「アラジンオフィス」をご提案しました。以前はExcelや紙で管理されていた生産管理、月間約300枚を超える請求書発行、そして特に属人化していた入金処理といった業務を、他社システムとの連携によって改善するご提案を意識しました。
お客さまから「導入効果をとても実感できている」とのお言葉をいただき、大変光栄です。また、取材時に「システムのランニングコストを上回る業務コストの削減効果が出ている」と伺ったことは、営業担当として大きな励みになりました。
今後も、お客さまのシステム投資への積極的な姿勢に応えるべく、様々なご提案を実施し、導入効果の最大化とご満足度の向上に全力を尽くしてまいります。

(システムソリューション部/柴田)

※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。

2026年1月19日/日本食糧新聞にて掲載

アイルの担当者紹介

  • 食品プロジェクトチーム

    柴田 大志

会社概要

その他の事例

株式会社向井珍味堂様システム導入事例│販売管理在庫管理生産管理システムのアラジンオフィス
5000社以上の企業様に直接販売から運用、保守までを一貫して行っているアイルの豊富な知識とノウハウから生まれた、在庫管理販売管理生産管理システムをご提供しています。在庫管理販売管理生産管理に必要な機能をコンパクトにまとめたシステムとなっております。テレワーク・在宅勤務にも対応したクラウドでのご提案も可能です。お客様のご要望によって必要な在庫管理販売管理生産管理の機能をカスタマイズで加えることも可能です。