路面店、百貨店とシステムを共通化し全店でリアルな在庫照会が可能に
ECで店舗在庫をリアルタイムに表示することで店舗誘導に成功
導入の経緯と業務課題
従来までは独自に開発したシステムを利用されていたのですが、今後の市場における環境の変化に対応すべくパッケージ製品を検討されていました。
ECサイトのリニューアルの予定もあり、顧客情報やポイントの一元化と相互在庫の連携ができるカスタマイズの柔軟性があるPOSCMを採択いただきました。
ご提案方針
靴販売の業務では標準機能ではカバーしきれない部分が多々あったのですが(サイズ展開が多いため縦軸ではなく横軸に表示など)、最初からカスタマイズ要件を組み入れるのではなく、標準版を試験運用した上で改善案を盛り込むという方針となりました。
基幹システムとのデータ連携やカスタマイズ要件もあるためパッケージ版でのご提供となり、まずは小規模ブランドで導入し、一年間の運用上での改善項目をまとめ一年後に全店導入のプロジェクトが開始となりました。
システム導入後
ECサイトを利用するユーザにも店舗在庫を見せることで実際に店舗でのフィット感を確認いただくことも可能となったようです。
持ち帰る場合、手荷物となるため自宅配送をご希望されるお客様にも対応することで顧客の購買チャネルが増え、利便性が向上したとのことです。
また、倉庫および店間の商品移動も積送中のステータス表示をすることで、輸送中の積送在庫や取置き在庫を管理でき、店舗のリアルタイムなフリー在庫を全店で共有ができるようになりました。客注ロスを防ぎ在庫精度が上がったことで過剰在庫を削減に寄与できました。