小売業界システム導入事例:オリジナルブランドを中心とした靴・バッグの専門店|株式会社ワシントン靴店様 システム導入事例

小売

システム導入事例株式会社ワシントン靴店 様

  • CROSS-OVER
  • 販売管理・在庫管理
  • 複数ネットショップ一元管理
  • ポイント・顧客一元管理

ワシントン靴店様システム導入事例アイルの全面的なサポートで実現した、
ワシントン靴店が推進するEC改革

ワシントン靴店様システム導入事例

在庫一元管理や複数EC管理、顧客情報一元管理のシステムを提供することで、企業のDXを支援する企業、アイル。そんなアイルのサポートのもと、EC改革を推し進めているのが「銀座ワシントン」で知られるシューズ業界の老舗、ワシントン靴店だ。同社は2019年以降、アイルのサービスを順次導入。外部のサービスともうまく連携させながら、システム運用の効率化とEC事業における売上向上を実現させている。ワシントン靴店は、どのようにアイルのサービスを活用しているのか。同社のEC事業を統括する、EC事業室室長 宮沢伸和氏と、システムを統括する、システム室室長 畠山康夫氏の2人に話を聞いた。

導入前の課題

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システム室室長 畠山康夫 氏(以下、畠山氏)
システム面ではまず、管理上の負担があった。アイル以前のシステムは、オンプレミス型と呼ばれる、自社で通信回線などを全て管理するもので、外部のデータセンターを借りてサーバを管理しなければならず、金銭面・工数面でコストが大きかった。また、ポイントシステムにも課題があった。早い段階から始めた店舗用のポイントシステムと、2018年ごろからスタートしたEC用のポイントシステムが別個に存在しており、共通化ができていなかった。当社としても会員情報が一元管理できていなかったことは課題だったし、お客さまとしても業態ごとにポイントの仕組みが違うことで不便に感じられる方もいた。

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EC事業室室長 宮沢伸和 氏(以下、宮沢氏)
ECでは、自社サイト以外に、&mallやロコンドといった外部モールに出店する中で、在庫情報の連携ができておらず、機会損失が起きていた。その上、商品情報も複数のサイトに一括で反映できず、各サイトに入力していた形で工数が多かった。そのため、外部モールへの新規出店は考えてはいたが、足踏みするような状況だった。

導入の決め手

宮沢氏EC観点では、当社が一番初めに導入したアイルのサービスである、複数EC管理ツールの「CROSS MALL」において、大きく3つの利点を感じていた。1つは、管理できる対象のモールが豊富であること。これにより、モールへの出店を増やすことができる。2つ目は、在庫情報が自動更新される点。当社は現状、12店舗あるリアル店舗の在庫をECに活用している形を取っているが、各店や各ECサイトの在庫がスピーディに自動反映されることで、機会損失を回避できる。そして3つ目が、商品情報の連携の容易さ。「CROSS MALL」で画像やサイズなどの商品情報を入力することで、自社サイトや外部モールにも一括で反映することができるのは、業務の効率化に繋がるな、と感じた。

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畠山氏CROSS MALL」の後、アイルの小売業向け販売・在庫管理システム「アラジンオフィス」やポイント・顧客一元管理サービス「CROSS POINT」を順次導入していった。店舗とEC双方の在庫管理やポイントシステムまで全てアイル1社でカバーされているため、連携もしやすくシステムに統一性が持たせられるのは良かった。当社では当時、POSシステムを「スマレジ」に変更しようと考えていたが、アイルのシステムには「スマレジ」との連携実績もあった。「スマレジ」に限らず、他の外部サービスとの連携も柔軟に対応をしてもらえるのは、アイルのサービス導入を決めた理由の1つだった。

もともと使っていたシステムからの移行作業は大変だった。移行作業自体は、アイルの提案に沿って実行したり、サービス稼働後にもアイルのサポートのもと修正を重ねたりしていった。結果的に、大きな問題はなくシステムを移行できたし、今は比較的安定したシステム運用ができている。

導入の効果

ECモールへの出店拡大が可能になり、売上が20%増

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宮沢氏CROSS MALL」の導入前後で、EC全体の売上は20%以上伸びている。在庫連携によって機会損失がなくなったことと、それにより、楽天市場やYahoo!ショッピングといったモールへの出店拡大ができたことが大きな要因だと思う。また、スタッフの労力的にも、外部サイトの管理方法を個別に学ぶ必要がなく、「CROSS MALL」の使い方を理解していれば一括で対応できるし、その使い方に関しても都度アイルにはサポートしてもらっているため、混乱することはほぼない。

クラウド対応により業務効率化とコスト削減を実現
店舗とECのポイントが共通化され、利便性UP

畠山氏運用コスト面においても、「アラジンオフィス」はオンプレミス型だけではなく、クラウドにも対応しているため、外部で借りていたデータセンターが不要になったことで、かなり削減できている。また、「CROSS POINT」の導入によって、店舗とECのポイントの共通化や、会員情報の一元管理ができるようになったのは大きい。

今後の展開

宮沢氏アイルのサービスを導入して以降、毎年新たなECモールに出店しているが、在庫の管理だけでなく「このサイトでは、このカテゴリーの商品が強い」などの分析もしやすくなっている。そういった分析情報をもとに、モールへの出店拡大を続けていきたい。コロナ禍での店舗閉鎖といった緊急事態においても、お客様に商品をお届けできるような強い体制構築をさらに進めていければと思っている。

畠山氏ECの成長も大切だが、コロナ禍を経て、店舗にも客足が徐々に戻ってきている中で、店舗とECの双方の連携強化、という点も今後、ますます重要になってくると思う。そういった部分をアイルの助けも借りながら、システム面でうまくサポートしていきたい。

アラジンオフィス導入後

WWDJAPAN Digital 2023年1月30日から抜粋

PHOTO : KAZUO YOSHIDA

INTERVIEW & TEXT : SHIN ISHIZUKA


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アイル営業より

ワシントン靴店さまは、外部のシステム連携を含め、弊社が提供するソリューションを包括的にご利用いただいているお客さまです。

販売管理システムについては、長年利用されていたシステムからの入れ替えということでしたが、今までの機能を踏襲するのではなく、旧システムでの課題を踏まえ、「本当に必要な機能は何か」という視点を常に持ってお打合せを進めました。

今回、さまざまな部署が関係する広範囲でのプロジェクトとなり、さらに複数EC管理やポイントシステムの統一など新たなお取り組みにも挑戦されるということで、ご不安な面も大きかったかと思います。そのため、お打合せ時に各システム内容、全体像の明確なイメージをお伝えし、安心してご利用いただけるよう、お客さま側で管理がしやすいシステム構成を意識しました。

こうして各サービスにおける効果や、システム連携の柔軟性を高く評価いただき、大変嬉しく思います。
今後も実店舗とECの連携を強化していきたいとのことで、弊社としてもシステムを通じてさまざまな角度からサポートさせていただければと思います。

(システムソリューション部/鵜ノ澤)

※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。

アイルの担当者紹介

  • システムソリューション部

    鵜ノ澤 一樹

会社概要

会社名 株式会社ワシントン靴店
代表者 東條 繁
所在地 東京都港区芝5-16-2 VORT三田3階
設立年 1933年3月
URL https://www.washington-shoe.co.jp/

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5000社以上の企業様に直接販売から運用、保守までを一貫して行っているアイルの豊富な知識とノウハウから生まれた、在庫管理販売管理生産管理システムをご提供しています。在庫管理販売管理生産管理に必要な機能をコンパクトにまとめたシステムとなっております。テレワーク・在宅勤務にも対応したクラウドでのご提案も可能です。お客様のご要望によって必要な在庫管理販売管理生産管理の機能をカスタマイズで加えることも可能です。