システム導入事例｜株式会社サンワ様（図工・美術の学校教材やインテリア雑貨の企画・製造・販売）

製造・流通

システム導入事例株式会社サンワ様

CROSS-OVER
販売管理・在庫管理
複数ネットショップ一元管理

サンワ様システム導入事例適正在庫管理により品切れが90％削減。
ネットショップ管理ソフトとの連携もスムーズに。

導入の背景

専任のシステム担当者が必要で、使いづらかった前システム。

サンワ様システム導入事例

株式会社サンワは1964年に設立、図工・美術の学校教材やインテリア雑貨の企画・製造・販売を行っている。教材は豊富な商品ラインナップを取り揃えており、中でも自社工場で製造される木工教材は高く評価されている。

元々使っていたシステムのリース切れの時期が近づいてきたことがきっかけで、2006年12月からシステムの入れ替えを検討し始めた。「使っていたシステムは使いづらかった」と総務経理システム部長の吉多氏は振り返る。専任のシステム担当者が必要で、帳票ひとつ出すにも手間がかかっていた。複数の人が同時にシステムを使用すると処理速度が極端に低下し、繁忙期などはとても困っていたという。

システム選定にあたり、6社のシステム会社に提案をしてもらった。その中からアイルの基幹業務システム「アラジンオフィス」を選んだ理由は、「提案とコストのバランスが合っていて、自社の変化にも柔軟に対応してくれると感じた」と吉多氏。また、「営業担当者の素早い対応や、どんな難問も会社全体で取り組んで解決しようとする企業姿勢が、他のシステム会社との大きな違いだった」と話した。

導入の効果

請求書発行や運賃計算など、日々の業務が大幅に効率化できた。

2名のシステム専任者が必要だったのが、システム導入後、1名のシステム兼任者で良くなった。その分、他の業務に人員を回すことができたという。以前は帳票を出すにもシステム専任者に作成の依頼をして、できるまで1、2日待つという状態。今は欲しい資料をボタン一つで自分で出せるため、各段に早くなった。「何かを検討する際などに、欲しい資料をすぐに出せるようになったことの価値は大きい」と吉多氏は話す。

様々な作業時間の短縮も実現できた。特に、請求書発行の作業は大幅に負荷を削減できたという。約1,000社分の請求書を月に一回大量に発行するため、夜遅くまで作業をしていた。今では30分で作業が終わる。毎日の処理として行っていた納期一括変更作業も、時間の短縮化ができた。毎日2時間かかった作業が、自動処理により10分で完了するようになった。運賃計算の作業も、出荷の翌日に1人1時間かけて行っていたのが、出荷の当日に1、2分で完了するように。一つ一つは細かなことだが、それが積み重なると大きな時間短縮化となる。「もちろんシステム構築自体にコストはかかっているが、効率化が図れており、費用対効果は高い」と吉多氏はシステム導入の効果を感じている。

電話での問合せには、即座に回答ができるように。

サンワ様システム導入事例

品切れが減ったこともシステム導入の成果としてあげられる。「アラジンオフィス」導入前と比べて、品切れは約90%削減できた。適正在庫管理ができるようになったことが大きい。在庫が切れる前に、リードタイムを加味して発注できるようになったのだ。自社生産商品においては、所要量計算などから在庫予測を立てられるため、必要な部材の判断ができる。作りたい時にちゃんと材料の在庫がある状態になった。

「受注問合せ画面もとても便利だ」と吉多氏は話す。お客様から電話で問合せがあった際、待たせることなくその場で画面を見て回答することができる。受注問合せ画面一つに必要な情報が集約されているため素早く回答ができるのだ。

サンワではネットショップも10店舗運営しており、アイルのネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」で管理している。繁忙期でも全ての受注を担当者1人で、1時間で処理できている。以前は、ネットショップの管理画面ごとにログインして処理を行っていたため大変だったが、今は多数の注文を一括で処理でき、とても便利だという。基幹システム「アラジンオフィス」との連携もスムーズにできている。アイル1社で基幹システムもネットショップ管理ソフトも提供しているからこそ連携がちゃんとでき、何かあった際もアイルに問合せれば解決できる。