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ネットショップの卸先が発注しやすい仕組みに。
自社の確保在庫の管理や棚卸作業も効率化。
導入の決め手
基幹システムとともに「アラジンEC」も提供していることが決め手
宮武製作所は、昭和35年設立の老舗家具製造・卸業。職人が一つ一つ丁寧に組み立てる座椅子をはじめ、優美な曲線をあしらった上品なデザインで女性に人気の家具シリーズ、南欧スペインの家具をイメージしたスパニッシュテイストシリーズなどを、ネットショップや店舗に向け提供している。
基幹システムは20年以上他社製を利用していたが、パソコンのOS更新に伴い掛かる金額が予想以上に高く、入れ替えを検討したという。3社ほど話を聞いた中で、アイルの「アラジンオフィス」はパッケージシステムとして機能の完成度が高かった。常務取締役の島居知司氏は、「さらに魅力的だったのは、Web受注システム『アラジンEC』も提供していること。当時は卸先のネットショップから、注文情報をメールに添付して送ってもらい、在庫・入荷情報などを追記したデータをメールで送り返すという作業をしており、この手間の解消は急務だった」と話す。
以前のシステム以上に柔軟なカスタマイズが可能な基幹システムと、卸先との受発注取引を効率化するWebシステムの導入を同時に叶えたのは、2016年2月のことだった。
「アラジンオフィス」導入の効果
確保在庫の管理と棚卸作業が効率化し、作業時間の短縮を実現
「アラジンオフィス」が稼働後は、確保在庫の管理や棚卸業務が効率化。入荷予定商品への受注引当をコントロールできるようになり、受注業務の軽減化も図れた。
同社は卸先から、「この商品はこういった販促をかけて販売したいので、在庫を50個確保しておいてほしい」といった、一定期間在庫を取り置いておくべき受注が入る。以前はそのうち2個を出荷するとなると、まず確保していた50個から2個を減らし、そこで確保から外れてしまう2個を「他の卸先に販売しないように」とアナウンスし、すぐにその2個の受注処理をするという慌ただしい作業をしていた。現在は、確保した分から必要な数をそのまま受注計上できるようカスタマイズし、神経を使うことがなくなった。
棚卸業務も、以前はシステム上の在庫と実在庫の差をプラス・マイナスで入力する必要があったが、現在は確認した実在庫数を入力すると自動で差分が計算されるため、工数を削減できている。
「アラジンEC」導入の効果
ネットショップの卸先は、「楽天市場」の注文CSVデータをそのまま発注送信
「アラジンEC」はネットショップの卸先に向けた特殊なカスタマイズを行い、卸先から「便利になった」と反響があった。社内でも1日5、6時間掛かっていた受注処理が、3時間ほどに削減されたという。
以前の受注方法だと、ネットショップの卸先は出店先のネットショップモールから注文データをCSVで落とした後、宮武製作所が作成した注文シートに情報をコピーアンドペーストし、メールに添付して送付する手間があった。しかし、卸先の大部分が利用しているネットショップモールは「楽天市場」であることに着目。アイル担当者の提案で、「楽天市場」のCSVデータを「アラジンEC」と「アラジンオフィス」に受注データとして取り込めるようカスタマイズした。卸先は、CSVデータを「アラジンEC」の発注画面上でアップロードするのみで良くなり、利便性が向上。「卸先にいかに便利に使ってもらうかを考えた」と島居氏と話す。
導入当初、卸先へは1カ月間「アラジンEC」のデモ画面で操作を試していただくよう案内。現在は、大手の卸先で独自の発注システムを持っている数社を除き、ほぼ全社が「アラジンEC」から注文している。
アラジンオフィス/アラジンEC 導入の効果
卸先には在庫情報もリアルタイムに共有。本音でやり取りできるアイル担当者に感謝
さらに、「アラジンオフィス」と「アラジンEC」の在庫情報を連携したため、卸先が「アラジンEC」上で数時間ごとの在庫情報を参照できるようになった。以前は毎週水曜日に在庫情報を手作業で更新する必要や、メールで受けた注文シートに、確認した在庫情報を追記して返送する必要があったが、この手間が削減された。
アイル側とは「アラジンオフィス」と「アラジンEC」それぞれの担当エンジニアと密に打ち合わせを重ねた。そのやり取りについて島居氏は、「社内の現場担当者とシステム担当者の間にギャップがあってはいけないと、構築段階で念入りにすり合わせを行った。アイル担当者から、現場担当者にも親切に操作指導してもらえた」と話す。特殊なカスタマイズやシステム連携が必要だったが、スムーズにいったのは気楽に要望を言える雰囲気だったことが大きいという。「アイルの方は皆共通して若くてエネルギッシュなので、わきあいあいと話し合えた。本音を言えなかったり、伝わらなかったりするとストレスが溜まるが、アイル担当者が本音でできないことはできないと言ってくれるので、言いたいことを言えた。アイルとは長い付き合いになると思うが、今後のシステム展開もアイルの本音で語り合える担当の方にお願いしていきたい」と語る。
今後の展開
今後はドロップシッピングのサービス拡充にもシステムを活用
今後は、卸先がネットショップで販売する商品の在庫管理や発送業務を請け負う、「ドロップシッピング」のサービス拡充を目指している。「仕組み上『アラジンEC』を活用できると分かったので、『アラジンオフィス』との連携もより強化して、卸先に精度の高い情報を提供していきたい」と島居氏。さらに、「魅力ある商品と安心感や利便性などの付加価値を大切にして企業を存続させ、結果的に社会に貢献していきたい」と語る。幅広い卸先とその先にいる顧客への満足度を上げるため、取引の仕組みと商品力の強化を続けていく。
※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。
会社概要
会社名 | 株式会社宮武製作所 |
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代表者 | 宮武 宜己 |
所在地 | 大阪府大阪市東住吉区桑津1丁目23-13 |
設立年 | 昭和59年10月 |
URL | http://miyatake-ss.jp/ |
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