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受注から出荷までの入力作業が大幅削減
実績管理のしやすさと、柔軟な対応力にも満足
導入の背景
携帯販売のパイオニアとして創業し、システム開発やスマートフォン・オーディオアクセサリー、生活家電、日用品、雑貨卸に事業を拡大
テラは1989年、名古屋を本拠に、日本移動通信(現au)のキャリアショップとして、携帯電話の販売から事業をスタート。まだ黎明期にあった日本のモバイル・マーケットにいち早く参画した業界のパイオニア的存在だ。その後は東海地区と首都圏に店舗を拡大し、着実な成長を続けてきた。
同社にとって大きな転機となったのが、1996年に携帯電話販売店向け販売管理システム「テレフォンマスター」を自社開発したこと。当初は社内向けの販売管理システムとして使用されていたが、その後、大手キャリアが推奨するPOSシステムとして採用されるにいたり、全国の多くの携帯電話キャリアショップへの導入が進んだ。現在、「テレフォンマスター」は業界シェアNo.1の地位を獲得しており、その企画・開発を手掛けるソリューション事業本部がテラの事業の中核を占めている。
今回、事例として紹介するアライアンス営業部は、モバイル・マーケットで培った販路を活かし、新たなビジネスを立ち上げることを目的に設立されたセクション。当初は、各キャリアショップに向けてスマートフォン・ケースや保護フィルムなどのアクセサリーの卸売りを行っていた。現在は取引先を家電量販店や大手雑貨ショップなどに拡大し、取り扱う商材もモバイル関連に限定されないラインアップに広がっている。このアライアンス営業部の業務効率化のため、採用されたのがアイルの「アラジンオフィス」だった。
3つのシステムがバラバラに稼働 毎日が棚卸状態に
設立の当初、アライアンス営業部では自社開発の「テレフォンマスター」を中核に、他社の在庫管理システムと量販店などとのデータ交換を行うEDIを組み合わせ、商品の受発注や在庫管理、請求などの業務を行っていた。当時の「テレフォンマスター」は携帯電話販売店向けの販売管理システムであっただけに、単体ではアライアンス営業部の求める機能を満たすことができなかったのだ。
「アラジンオフィス」の導入を担当した鈴木氏は言う。「3つのシステムが連携していなかったので、仕入数や在庫数などをすべて手入力で行っていた。このシステムとあのシステムの数字はどちらが合っているか、発注をかけた商品を、どのお客様に納品するかなどは、担当者が頭で把握するしかありませんでした。毎日が棚卸のような状況で、在庫の数が合わない、といったことも頻繁に起こっていました。また、販路ごとに専任を置いていたため、販売管理の担当者は5名以上必要でした」
ビジネスが拡大するにつれ、販売先も取扱アイテムも増加していく。このままでは戦略的な事業拡大が難しい、という話が出始めたのが2015年のことだった。システム開発をメイン事業とする会社だけに、当初は社内で開発しようという声もあった。しかし、当時は「テレフォンマスター」のバージョンアップが佳境を迎えていた時期。とても社内システムの開発に割くパワーはないということから、「アラジンオフィス」の採用が検討されることになったのだ。
導入の効果
実績管理のしやすさが決め手
カスタマイズで取引先への公平な出荷引当を可能に
鈴木氏は言う。「『アラジンオフィス』のデモを見せていただき、実績管理のしやすさを実感しました。販売実績などのデータを抽出しようとする際、他社システムだとcsvで数字の羅列が吐き出されてしまうのですが、『アラジンオフィス』なら、画面で見ているレイアウトをそのままExcelにコピーできるのです」
2015年11月に「アラジンオフィス」の採用が決定し、8カ月ほどのカスタマイズ期間を経て、2016年に本稼働。カスタマイズの一例は、出荷引当機能だ。これは、新たに入荷した商品を公平に取引先へ分配するために重宝している。同部署が扱うスマホケースや保護フィルムなどは、スマートフォンの新機種発売時には大きく需要が伸びる。つまり、常に大人気商品を扱い続けていくことになるため、どの取引先にどれだけの商品を割り当てるかを管理するのは、営業戦略上、非常に重要だったのだ。
「アラジンオフィス」を導入することで、受注から出荷までの処理は、受注の管理を行う宇治野氏と、仕入を担当する齋藤氏の二名だけで可能に。その使い勝手について齋藤氏は「クリック一つで仕入や在庫データを参照したり、必要なデータを出力したりできますので、業務がとても効率化しました。操作の面で戸惑うこともほとんどないため、現在ではアイルのコールセンターのお世話になることも無くなりましたね」と語る。
細かい要望にも柔軟に対応してくれたアイルを、他社にも紹介
カスタマイズのための打ち合わせや、導入後のフォロー体制など、アイルのサポートサービスに関しても、大きな問題点はなく、満足していると語る鈴木氏。「むしろ、大変だったのはアイルかもしれません。当社もシステムを扱う会社だけに、画面見本や見積が上がってくると社内の担当者から細かい要望が出てくるのです。それでも、アイルの担当者は柔軟に対応してくれたので、こちらとしては進めやすかったです」
同社自体がシステム会社であることから、付き合いのある会社からシステムの相談があるといい、3社にアイルを紹介。うち1社はすでに採用が決定している。この先もWin-Winの関係性を深めながら、テラのさらなる躍進をアイルが支えていく。
※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。
アイルの担当者紹介
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システムソリューション部
山﨑 登志生
会社概要
会社名 | 株式会社テラ |
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代表者 | 佐藤 渉 |
所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区桐畑3-6 TERRAビル |
設立年 | 1989年6月 |
URL | https://www.terracom.co.jp/ |
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