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スマートフォンからの出荷指示入力が可能に
人的ミスをなくし、煩雑だった業務の効率化も実現
導入の背景
売上の増加に伴い、事務作業が煩雑になり追いつかなくなっていた。
株式会社マルサヤは1962年創業の業務用鰹節の専門問屋。創業以来、一貫して「本物の鰹節」にこだわり続けている。
営業支援アプリシステムを導入する前は、得意先である飲食店に営業担当者が訪問して注文を受け、ハンディターミナルに入力するという流れで売上を計上していた。売上の増加により営業人員を増やしたため、ハンディターミナルが足りない状態に。
また、パソコンなどのハード自体も古くなっていたこともあり、ハンディターミナルとソフトウェアを入れ替えることになった。取引先の増加により、受注作業も煩雑になっていた。「売上の増加とそれに伴う業務の実態が合わなくなっていた」と営業部統括部長の熊澤氏は当時を振り返る。システムの機能などはどの会社のものも大きくは変わらないと考え、営業担当者をはじめとして会社としてもしっかりと対応ができそうだったアイルのシステムに導入を決めた。
導入の効果
営業担当者が外出先で出荷指示を入力。口頭連絡によるミスを削減。
「導入後、外出中の営業と社内との電話のやり取りが減ったのは大きな効果」と熊澤氏。システム導入前、営業担当者が得意先で注文を受けた際は、その情報を社内に電話をするか携帯電話からメールを送っていた。それを受けて事務担当者が基幹システムに出荷指示を入力する、という流れだった。
今は、iPhone上で営業担当者が出荷指示入力をするとwebシステムにデータが入り、それがwebシステムと連携した基幹業務システムに反映されるようになっている。以前あった電話での聞き間違い、メールでの打ち間違いがなくなり、事務担当者が入力するという手間もなくなった。社内での確認のやり取りも不要になり、効率化につながっている。
取引先への商品の送り間違いが発生する可能性もゼロに近くなった。正確性の向上は社内の業務効率化になっただけではなく、取引先との信頼関係の強化にもつながる。
営業人員が増えてもハンディターミナルを増やす必要がなくなった点は、コストの抑制につながっている。ハンディターミナルと携帯電話を持ち歩いていたのが、iPhoneだけで良くなったことは営業担当者にも好評。iPhoneで売上入力、出荷指示入力ができるようになり、業務が楽になったという声が上がっているという。
今後の展開
システム活用により、顧客との信頼関係の更なる強化を目指す。
今アイルのWeb受注システム「アラジンEC」の導入も決まっている。「得意先との口頭でのやり取りで発生する言い間違い、聞き間違いを無くせれば」と熊澤氏。Web受注システムの導入は自社の効率化のみならず、得意先にとっても便利になるだろうと考える。
これまで電話・FAXで注文してもらっていたものが、パソコンやスマートフォンで時間を選ばず注文できるようになるからだ。店先にパソコンを置くスペースがない場合でもスマートフォンがあれば注文できるため、利便性が高い。
北海道や九州など国内での拠点を増やしている他、韓国、シンガポールにも子会社を設立し展開を広げているマルサヤ。拠点の拡大は結果としてついてきたものであり、拡大よりもお客様1社1社との信頼関係を築くことが重要だと考えている。
お客様である飲食店にとって「だし」は味の基本となる大事なものであり、だからこそ、それを任せる業者には「信頼」を求めている。お互いが一過性の取引ではなく、長い付き合いができてはじめて成立する商売であり、いかに強い信頼関係を結べるかが重要となる。築き上げてきた信頼関係を強固にするためにも、大切にしている「信頼力」と「対応力」を向上させるべくシステムを活用していく意向である。
※ 記事中の固有名詞・肩書などは、記事作成当時のものです。
2012年11月26日/食品産業新聞にて掲載
会社概要

会社名 | 株式会社マルサヤ |
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代表者 | 二神 友英 |
所在地 | 東京都大田区大森南1-9-7 |
設立年 | 昭和37年4月 |
URL | http://www.marusaya.co.jp/ |
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